[No.953]
シェイクスピアの英国史劇 |
石橋敬太郎 著 |
\3,000(税別) |
B6上製判 、 221pp. |
■シェイクスピアの英国史劇について論じようとするとき、作品の魅力の一つである登場人物の悲劇的、喜劇的本質を挙げるにとどまらず、それらと区別して歴史的、政治的側面を取り上げる必要がある。 ■本書の目的の一つに、従来の批評ではさほど目を向けられてこなかった、初演当時の政治体制をシェイクスピアの英国史劇と重ね合わせ、作品の政治的な意義を探ることがある。 ■1991年から1998年までの8年間に発表したシェイクスピアとマーロウの英国史劇に関する文章を収めた。 |
[No.952]
D.H.ロレンス生と死のファンタジィ −人と文明の再生をもとめて |
北沢 滋久 著 |
\5,000(税別) |
A5判上製 、420pp. |
■本書は、複雑多岐に渡り衆目の論議の必ずしも一致しないロレンスの文学とその思想の真髄を、西欧従来のアポロ的世界観から脱したディオニュソス的発想に存するものと捉えて、主としてその宇宙観、死生観をめぐって論究したものである。 ■[内容] I ロレンス、曼陀羅 序章・その宇宙観をつむいで II 「てんとう虫」講読 ディオニュソスとオシリスの回帰をさぐって III 『死んだ男』講読 イエスのオシリス的復活をみつめて IV ロレンス、雪月花 その心象と象徴の意味をめぐって V ディオニュソス、復興 結章・人と文明の再生をもとめて |
[No.948]
20世紀英文学研究VI 1990年代のイギリス小説 |
20世紀英文学研究会 編 |
\3,000(税別) |
B6判上製 、302pp. |
■[内容]ポストモダンとポストコロニアル小説(倉持三郎)/A. S. バイアットのポストモダン・リアリズム(大熊昭信)/A. S. バイアット:女神たちの三幅画(岡谷慶子)/ピーター・アクロイドの「ディー博士の館」について(大平章)/イアン・マキューアンの「夢見る少年」にいたる過程(竹岡千代)/ジュリアン・バーンズ:起源もなく終焉もなく(菊地一彦)/「心満たされぬ人々」におけるカズオ・イシグロの創作意図と方法について(高津昌宏)/マーガレット・フォースター「母と息子」(井上美沙子)/ロディ・ドイル「パディ・クラーク・ハハハ」(中澤はるみ)/パット・バーカー「再生」、「ドアの目」、「亡霊の道」(倉持三郎)/ハニフ・クレイシ「郊外のブッダ」(川上省三)/ベン・オクリの「満たされぬ道」(溝口昭子)/アルンダティー・ロイの「小さきものたちの神」(武藤哲郎)/ピーター・ケアリー:過去の重荷、あるいは<自治植民地オーストラリア>としての始まりの創出(木下誠)/サルマン・ラシュディー「ムーア人最後のため息」(平野ゆかり) |
[No.932]
20世紀英文学研究IV 多文化時代のイギリス小説 |
20世紀英文学研究会 編 |
\2,913 (税別) |
B6判上製 、180pp. |
■[内容]英国小説から世界小説へ(倉持三郎)/庭を覗く少年―カズオ・イシグロ『浮世の画家』考(坂口明徳)/R. K. ナラヤンと公海の文学(大熊昭信)/サルマン・ラシュディの『真夜中の子供たち』(平野ゆかり)/ロレンス・ヴァン・デル・ポストの世界(井上美沙子)/ナディン・ゴーディマ『保護管理人』(中澤はるみ)/コンラッドの共同体意識(木宮直仁)/V. S. ナイポール―『自由の国で』にみるアイデンティティの模索(武藤哲郎)/仮面と真実―マイケル・オンダーチェ『病める英国人』(立石弘道)
第1集『 D.H.ロレンス 』 \1,800(絶版) 第2集『 戦後イギリス文学 』 \2,000(絶版) 第3集『 今日のイギリス小説 』 \2,136 (絶版) |
[No.958]
英語音声とコミュニケーション |
山根 繁 著 |
\3,000 (税別) |
A5判 上製、245pp. |
■本書の研究は基本的アプローチとして、ことばの知覚、認識、生成のメカニズム、外国語習得を学際的、科学的に追求しようとしたものである。 ■第1章「ことばとコミュニケーション」では、話しことばの英語をコミュニケーションの観点から論述した。 ■第2章「ポーズ研究」ではポーズに焦点を当てて、ことばの生成について迫ろうと試みた。hesitation現象を分析することでことばの生成メカニズムが見えてくるのである。 ■第3章「音声科学」では、主にニュース英語の特徴を分析している。 ■第4章「語学教育」では、英語学習者のリスニング、スピーキングにおける言語獲得過程を実証的にまとめた。 |
[No.956]
音声言語の認識と生成メカニズム ことばの時間制御機構とその役割 |
河野守夫 著 |
\4,500 (税別) |
A5判上製、223pp. |
■本書の研究はリズムが音声言語の処理にどのような役割を果たしているかを追求したものである。研究の過程でリズムとことばの間には予想以上に深い関係があることが明らかになった。結果的に文節音の弁別、談話レベルの音声認識、すなわちlisteningや、音声生成、speakingのメカニズムといった言語教育に直接関係する分野の枠を越えて、それを含みながら音声学理論や音韻理論の心理学的、神経言語学的整合性を追求する研究へと発展していった。 |
[No.946]
ことばの心理と学習 −河野守夫教授退職記念論文集− |
ことばの科学研究会 編 |
\5,000 (税別) |
A5判上製 、456pp |
■この論集は、神戸市外国語大学で長年に渡り教鞭を取り且つ研究を続けられてこられた河野守夫先生の退職を記念して「ことばの科学研究会」によって企画・編集されました。 ■[内容]・特別寄稿(R. Titone) ・音声科学(有本純/対馬輝昭・佐々木緑/野澤健・J. E. Flege/轟木靖子/冨田かおる/中島直嗣/山本勝巳) ・言語心理(井狩幸男/石川圭一/上田孝子/門田修平/中村弘子・M. P. Robb・中村真/西岡有香/野邊修一/増田喜治/松原潤子/三島篤志/吉田真美) ・言語教育(東淳一・野村和宏/杉森直樹/鈴木寿一/竹内理/林日出男/原田曜子・門野美保/平尾日出夫/村田純一/八島智子/山根繁/吉澤清美) ・河野守夫先生略歴・業績一覧 |
[No.944]
英語科授業学の今日的課題 −青木庸效教授退官記念論文集− |
江利川春雄・東川直樹・林浩士 編 |
\4,000 (税別) |
A5判上製、384pp. |
■日本における英語科教育の歴史的変遷をめぐる諸問題から考察を進め、教材論、異文化理解論、四技能の指導、学習者論、早期英語教育に関わる多面的な論考を展開し、学習と教授の体験に即した戦後英語教育の回顧と展望で締めくくっている。 ■[内容]・英語教育の流れ(茂住/江利川/橋口/堤) ・教材論(山内/石川/音在/西村) ・異文化理解論(伊原/金岡/東川/徳重) ・リーディング(石川/池田/笠谷) ・ライティング(宮野/林/堤) ・リスニング・スピーキング(伊庭/林) ・学習者論(小橋/宮崎/吉川) ・早期英語教育(石川/山田) ・新制50年の英語教育―21世紀に向けて(出来/青木) |
[No.955]
人間と世界 ―トマス・ウルフ論集二〇〇〇― |
古平 隆・常本 浩 編著 |
\3,000 (税別) |
A5判上製、316pp. |
■本書は「トマス・ウルフ生誕百年を記念して」企画されました。 ■[内容]私のウルフ体験―「人間と世界」探究の今日的意味(大橋健三郎) ■第一部 ウルフとホイットマン(後藤和彦)/ウルフとアンダスン(古平隆)/ウルフとフィッツジェラルド(坪井清彦)/ウルフとフォークナー(田中久男)/ウルフとスタイロン(渡辺教一) ■第二部 ウルフと北部(原口遼)/ウルフとアメリカ西部(向井照彦)/ウルフと南部(常本浩)/ウルフとドイツ(武藤修二)/ウルフと日本(黒田茂) ■第三部 束縛と脱出(平良柾史)/ウルフと汽車のイメージ(小野清之)/「大地の蜘蛛の巣」考(米山益巳)/再生と反復について(岡本正明)/「われらが町へようこそ」論(西村頼男) |
[No.937]
ロレンス文学のポリティクス |
大平 章 著 |
\2,913(税別) |
A5判上製 / 176pp. |
■本書の題名を「ロレンス文学のポリティクス」としたのは、ロレンスの小説、とりわけ「指導性小説」がそのような構造的特徴を備え、かつそのような知的武装によって読者の反応を喚起するからである。 ■[内容]第一章 ロレンスの初期小説のテーマと背景、 第二章 ロレンス文学における『息子と恋人』の意義、 第三章 『虹』論、 第四章 『恋する女たち』の構造と人間像について、 第五章 『アーロンの杖』論、 第六章 『迷える乙女』と『ミスター・ヌーン』の意味するもの、 第七章 『カンガルー』のモダニズム的要素、 第八章 『翼ある蛇』の神話的構造について、 第九章 『チャタレイ夫人の恋人』について |
[No.942]
ヘミングウェイとスイスとスペイン −場所と人の意識背景− |
浜地 修 著 |
\3,398(税別) |
A5判上製 、248pp. |
■ヘミングウェイは二つの戦争―第1次世界大戦とスペイン市民戦争―を『武器よさらば』と『誰がために鐘は鳴る』に書き記した。両戦争の時差は20年、執筆時差は10年、この時差の中にどのような意識変容が起きていたか、舞台になるスイス、スペインを社会文化史的な観点から再考することによって作品の深層を究明するヘミングウェイ試論である。殊に『誰がために鐘は鳴る』は評価を二分した作品であるだけに登場する人物と場所を徹底解明することによってその真相に迫るとき、新たなヘミングウェイの姿が明瞭になる。 |
[No.929]
州立大学客員教授 日米比較文学を語る −比較文化・比較宗教のユニークな書 |
山本周二 著 |
\1,456(税別) |
四六判 、277pp. |
■人間が生活の便宜や目的の達成のために、いかに神を形作り、役に立てて来たかということに関心を示し、この視点から日本とアメリカの文化を眺め、文学を考えてみた。言い換えれば宗教という文化から解放された、人間の真実の姿はどんなものか、見直してみた好著。 ■[内容]・講義要綱 ・戦争とわたし、翻訳について ・アメリカ開拓と宗教 ・プリマス植民地の実像、モルモン教 ・プリマス植民地の実像(二) ・日本の神、セミナー講師 ・留学生事情、日本の伝承と仏教 ・自然主義の背景 ・大学認証、教員評価、自然主義 10. ドライサーの宗教観 11. 文学と人生観 |
[No.933]
彷徨の詩学 −十八世紀イギリス詩からヒーニーへ |
坂口周作 編 |
\2,500 (税別) |
B6判 / 230pp. |
■「彷徨」「歩行」「放浪」「境界」などをキーワードに、若手研究者8人が18世紀から現代までの英詩を読み解く。時代、土地、人生を彷徨う詩人たちの声が、互いに反響しあって紡ぎ上げる英詩の系譜。 ■[内容]「ロンドンの街路を安全に歩く方法―ジョン・ゲイの『トリヴィア』(海老澤豊)/「野生へさまよいでるプロト・エコロジスト―ワーズワス『廃屋』が語る共有地の物語」(斎藤修三)/「彷徨の終焉とシェリーのメタモルフォーゼ―『アラスター』と『人生の勝利』(坂口周作)/「袋小路のさまよい人たち――ヴィクトリア朝における詩的主題としての彷徨」(松村伸一)/「トマス・ハーディーの足跡―小説から詩へ」(奥田良二)/「イェイツ さまよえる生の行方―円環とその超出」(小堀隆司)/「T. S. エリオットにおける彷徨―プルーフロックの変貌」(北沢格)/「シェーマス・ヒーニーの境界意識―アイルランド詩人の立場」(佐藤亨) |
[No.913]
シェリ−の世界 −詩と「改革」のレトリック− |
坂口周作 著 |
\2,524 (税別) |
A5判上製函入、250pp |
■現実というメカニズムの中で空中分解し、変態してゆくロマンティックスの中で、シェリーほど一貫した思想をロマンティシズムという過渡期の様相を背景に詩と行動に示した詩人も珍しい。詩人の生きた軌跡は、正に一直線に敷かれた反抗の生涯であり、「革命」「改革」そして新しい社会の到来を告げて彷徨する吟遊詩人の面影を人々に刻みつける。 本書は、わが国における数少ないシェリー研究の欠落部分を補う文献の一つであることを願って書かれた最新の詩人及び作品論である。 |
[No.930]
メインの森 (真の野性に向かう旅) |
ヘンリ− ・ ソロ− 著 小野和人 訳 |
\3,398(税別) |
A5判上製 、348pp |
■アメリカ・ルネサンス期の名作『ウォールデン』で名高いソローが、メイン州の森林地帯に真の野性を求めて探検を行った際の紀行と随想の書。第一話は、クタードンの荒涼たる山頂と自然美豊かな山麓の水辺の体験記。第二話は、ヘラジカ狩りの詳細な報告と自然環境破壊を指弾する厳しい文明批判の表明。第三話は、自然に即応して生きるインディアンの生活様式に学ぼうとするソローの謙虚な姿勢の提示。いずれも、大自然の野生とソローの心との率直な交流と対話の記録と言えよう。補遺の部分も含めて、本書はその本邦初完訳の真摯な試みの結実である。 |
[No.909]
生きるソロー −Threauvian Notes |
重松勉 ・ 小野和人 ・ 西村正己 共著 |
\1,900 (税別) |
四六判上製函入、167pp. |
■思索と行動を通して、何よりも「生きる」というテーマを探究し続けたヘンリー・ソロー。己が生きている状況を徹底的に見すえ、生(ライフ)を生きようとした彼の意欲と姿勢には、今もなお我々の心に訴えかけてくるものがある。本書は、ソローという人物に、その人生・社会・文体という三面から迫り、その全体像をつかもうとするものである。 ■[内容]第一部 内なる針の指すままに―ソローのライフ・スタイル(西村正己) 第二部 奴隷解放こそ神への最大の奉仕―ソローの社会参加と良心的反逆精神(重松勉) 第三部 森にこだまする斧の響き―ソローの文体観と文体(小野和人) |
[No.927]
The Function and Development of Prefixes and Particles in Three Early English Texts Volume One: The Beginning of the Phrasal Verb |
丹羽義信 著 |
\4,854 (税別) |
A5判上製、240pp. |
■古英語の接頭辞ge- の研究で知られている著者がすべての重要な接頭語に範囲を広め、その現代版である句動詞との移行関係を豊富な資料を使って記述したものである。 ■今や句動詞の研究は英語学、英語教育の分野で極めて重要な話題になっている。しかし句動詞の研究は接頭辞との関係を考慮せずには困難と思われるが、切り離してなされる研究が内外共に多い。本書では中間段階を重視した独自の分類を用意し、3つのテキストからの網羅的資料を分類し、用例には古英語を専門としない人にもわかるように現代訳を付してある。 |
[No.936]
The Function and Development of Prefixes and Particles in Three Early English Texts Volume Two:The Beginning of the Phrasal Verb |
丹羽義信 著 |
\5,825(税別) |
A5判上製、300pp. |
■第二巻ではup, ut (=out) など9つの小辞の用例を著者の主張する新しい分類によって分析してある。第一巻以来、小辞に対する英語学者の関心は内外に飛躍的に高まっている。それは英語のシンタックス(殊に語順)や、副詞及び前置詞さらには複合語の発達と深く関わっているからである。 ■本書は資料収集者の役に立つことをも期待する。資料は、網羅的で共時的分析に耐え、かつ現代訳が付してあるので意味論の研究にも直ちに役立つ。本書には一巻、二巻合併の動詞のインデックスが付されており、動詞中心の研究には威力を発揮するはずである。 |
[No.951]
十七世紀英文学のポリティックス |
17世紀英文学会 編 |
\5,800 (税別) |
A5判上製、268pp. |
■本書『十七世紀英文学のポリティックス』はこの四半世紀にわたる十七世紀英文学研究論集の多岐にわたる成果を一望のものに収めることによって、その多様な批評的戦略の政治性を総括することを目的として編まれた。 ■[内容]〈風景〉の政治学―ルネサンスの<海>(菅野弘久)/カントリー・ハウス・ポエムと政治的戦略(茅原道昭)/改詠としてのダンの『死の決闘』(吉田幸子)/サー・トマス・ブラウンの自己嫌悪―『医師の信仰』論(宮本正秀)/政治思想家としてのジョン・ミルトン(清瀧仁志)/『失楽園』と『新しい哲学』(早乙女忠)/ミルトンと系譜のポリティックス(箭川修)/〈蜂〉のポリティックス―「庭」について(植月恵一郎)/黙想詩『夜』を読む(荒川光男)/ヘンリー・ヴォーンの苦闘とルネサンス思想(市川修二)/女優・娼婦・異人―王政復古劇におけるジェンダー・ポリティックス(梶理和子)/アーミッシュ村の『簡素・純朴』の源流を思う―ジョン・ダンの風刺詩IIIをめぐって(西山良雄) |
[No.943]
17世紀のイギリスの生活と文化 |
17世紀英文学会 編 |
\7,500(税別) |
A5判上製、296pp. |
■17世紀英文学研究シリーズの第9巻。 ■[内容]法と民衆の生活(平善介)/『偽殉教者』におけるダンの殉教観(吉田幸子)/ルネサンス人にとってルネサンスは近代だったか(岡村眞紀子)/ジョン・ダンのヴァージニア会社への説教(久野幸子)/ダンの「聖十四行詩」の中の社会史「丸い地球の…」の場合(西山良雄)/サー・トマス・ブラウンの博物誌(生田省悟)/〈ダイアナ〉そして/あるいは〈ヴィーナス〉(植月恵一郎)/「女に魅かれる男」アダムとペトラルカ(飯沼万里子)/ウォルトン『ハーバート伝』と王政復古の田舎司祭(曽村充利)/バンベリ・クロスの童謡と17世紀英国社会(福山裕)/ヘリックにみられる博物学者的要素(古河美喜子)/文学者にとっての王政復古時代イングランドを考える(吉村伸夫) |
[No.933]
17世紀と英国文化 |
17世紀英文学会 編 |
\4,854 (税別) |
A5判上製、218pp. |
■「ミルトン研究」に始まる17世紀英文学研究シリーズの第8弾。 ■[内容]二つの言語で語るわれらがデュ・バルタス(吉田幸子)/ダンの恋愛詩にこめられた宗教的意味(鈴木宏三)/ジョン・ダンと〈御用説教〉(久野幸子)/詩人の自立への道(大西章夫)/家父長制度のパラダイム(野呂有子)/「リシダス」の場合(圓月勝博)/イブからマリアへ(佐野弘子)/ランダーズとそのレトリック(長沢順治)/ルーパート王子と「鷺」(松崎毅)/『ヒューディブラス』における諷刺と喜劇(大日向幻) |
[No.929]
ルネサンスと17世紀英文学 |
17世紀英文学会 編 |
\4,369(税別) |
A5判上製 、176pp. |
■17世紀英文学研究シリーズの第7巻。 ■[内容]ベン・ジョンソンの「新しい」宿屋(山田由美子)/ダンの「ノクターナル」、または〈カオスの詩〉(秋葉隆三)/ダンの自己言及的テクストと「愛の秘匿」の伝統(畠山悦郎)/『唄とソネット』の〈読者〉(菅野弘久)/書簡に見るマーヴェル(吉村伸夫)/詩人ミルトンの出発―「ソネット第7番」をめぐって(大西章夫)/ドライデンのメニッポス的風刺(圓月勝博)/Fear and Trembling in John Donne’s Holy Sonnets (A. Pinnington) |